「今日は食べ過ぎちゃったから、今からウォーキングをしよう」
このように考えて食後にウォーキングを行う人は多いでしょう。
ウォーキングは有酸素運動で、体内に酸素を取り込み、脂肪を燃焼させる効果がある事から、ダイエットとしては最適な運動です。
食べ過ぎた後、食べた分を燃焼させようとしてウォーキングを行う事は間違っていないような気がします。
ですが、食後のウォーキングは間違ったやり方をしてしまうと、ダイエット効果が思うように得られません。
今回は、食後のウォーキングのデメリットや、食後にウォーキングを行う為に必要な事を紹介します。
目次
食後ウォーキングのデメリットとは
食べた量に合わせて歩く量を調整できるという面から、食後のウォーキングダイエットは有効のように思えますが、注意しておきたい事は、「食後、すぐにウォーキングを行う」という事です。
食べた後に運動をすると、横っ腹が痛むという経験をした事があるかもしれません。
あれは、食べた物がまだ胃の中にあり、その為、血液も胃に集中しているから起こる現象なのです。
又、食後すぐのウォーキングはダイエットどころか、逆に消化を悪くしてしまうので、ダイエットとは真逆の効果を生んでしまうのです。
更に食後は、食べた物の消化が行われていない為、血糖値が低い状態です。
糖というのは、体を動かすエネルギーとなる栄養素で、糖が少ない「低血糖状態」でウォーキングを行うのは危険なのです。
これが以外と知られていない、食後のウォーキングの落とし穴なのです。
食後はウォーキングをしない方が良いのか!?
食後のウォーキングには落とし穴がありますが、食後、ある程度の時間が経てば効率良くウォーキングの効果を得る事が出来ます。
それは、「食後から約1時間」です。
この1時間というのは、食べた物の消化が進み、血糖値が安定してくる時間です。
食後30分程で消化、血糖値の上昇は行われるますが、食後から1時間は空けた方がダイエット効果が高まります。
食後30分の「血糖値が上昇」したタイミングだと、ウォーキングを行っても消費されるのは体脂肪ではなく糖質だけです。
食後1時間であれば、「血糖値は安定」しているので、ある程度の糖質が消費された後は、しっかりと体脂肪の燃焼が始まるのです。
覚え方としては、「食べた後のウォーキングは、ダイエット効果とは真逆」「食後30分後のウォーキングでは、ダイエット効果が低い」「食後1時間後のウォーキングでは、ダイエット効果が高い」と覚えましょう。
更にダイエット効果を高めるには
食後1時間後のウォーキングが、糖質エネルギーを消費して、そこから体脂肪の燃焼に繋がるので理想的な形です。
実は、食後1時間後のウォーキングを終えた後も、30分程は体内のカロリーは消費され続けている状態にあります。
なのでウォーキングを終えた後に何かを口にするよりは、この30分の間にストレッチや柔軟体操を行うなど、体を動かす事がダイエット効果を更に高める事に繋がります。
食後のウォーキングは、その日の食べた物に合わせて運動量を調整できるので、とてもオススメなダイエット方法です。